緊張感、臨場感、ものすごい。
救命船の中の潮の匂いに混じった男たちの体臭まで漂ってきそう。
SEALって凄い。
招集され真っ黒な空から降ってきて船に降り立ち、装備する姿、痺れた。
船長を助けるには海賊全員一発で即死させるしかないわけで。揺れる船、小さな窓、動く標的…誰が失敗してもいけない状況の中、なんて正確で無慈悲な仕事ぶり。
そして仕事を終えて無言で帰っていく時の背中。
ボスからの厳しい締め上げに命を懸け海賊をするのは末端の自分らだ。
振り飛ばされそうなボートで沖に乗り出し、間違えば海に転落する危険を顧みず強引にハシゴを掛け大船に乗り込む。戻っても何もない、行くしかない。
「アメリカならな」胸にずしんと響いた。
そして罪人としてアメリカに渡れる皮肉。
ここより刑務所のほうが幸せか。
トム・ハンクスはもちろん最高ですが、
ほんとにあの辺りから悪いのを連れてきちゃったんじゃないのと思うくらい、海賊チームのリアリティが最高でした。
