神代作品ではめずらしく手首が切り落とされ、首が飛び、ドンパチあり。
そこに相変わらずのアバンギャルドなサウンドトラックが流れると、いつもの神代節・・・ではない。うーんこれはなぜなのか。作劇のせいなのか。
予算とポルノという枷から思うことは、やっぱりヤクザ映画をやるにはキャスティングがキモということ。岡崎二郎は悪くないが、ヒロインの安田めぐみがあまりにスーパー大根すぎる。
脱ぐことが優先なのはわかるが、演技ができない(まあ新人だからしょうがないが)。顔も立ち姿も全く魅力がない。親分の娘に全く見えない。
神代映画を観てきて、これは初めてのことだった。ロマンポルノだからしょうがないと思いたくない自分もいたりする。
「因果」がテーマの昔の香港活劇のような映画なのに、ああもったいない。
ただ、滝でのカラミのシーンとか見せ場はけっこうあるので適当に満足してしまった。
DVD(3/31/2015)