認知症の母とペコロス(小さい玉ねぎのこと)というあだ名の息子のドラマ。
個人的に最も恐るべき病気のひとつであると思っている認知症。テーマが重いので観るまで少し躊躇っていたけど、観始めたら、ほんわかしていて笑いもあり実に素敵な作品だった。
主演の二人が作り出す空気がほんわかしていて、もちろん重いテーマであることは変わりないが、辛さよりも温かいものがじわじわと心に入ってくる気がした。また、主演以外の役者もとても豪華で、凄かった。加瀬亮はこの役がとても似合ってるなぁと。
ラストに向かっての盛り上げ方が凄くて、特にラストの写真を撮るシーンは名シーンだった。役者の表情がなんとも言えない。胸と目がじんわりと熱くなった。
素敵な作品なのでもっと広まったらいいなと思う。
2015-163