菩薩

泪壺の菩薩のレビュー・感想・評価

泪壺(2008年製作の映画)
3.2
どうせダメ瀬々だろうとたかを括って観たがそれ程悪くない、と言うか普通にめちゃくちゃ怖い。話もつまんないし演技も酷いし瀬々のやる気も無さそうだが、とにかく主役の二人の行動が常軌を逸してばかりで本当に怖い。父親に泣く事を許されずに育ったせいで泣きそうになると街中を全力疾走し始める小島可奈子、死んだ妻の遺骨(しかもすりこぎで潰す…)を混ぜて焼いた壺に夜な夜な話しかけるいしだ壱成。時系列が無駄に行ったり来たり、その中でどんどんキモさを増していくいしだ壱成、最後なんてガチのゾンビ映画になるしなんなの…。クソガキの染谷、クソ童貞の柄本拓、拓が小島とおせっせかますラブホの風呂がほぼ『雷魚』なのも怖い。小島可奈子は観ようによっては本仮屋ユイカに見えなくもない。
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