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THE ICEMAN 氷の処刑人のTigのレビュー・感想・評価

THE ICEMAN 氷の処刑人(2012年製作の映画)
3.5
実話を基にした冷酷な殺し屋と家庭的な父親の二面性を持つ男の話。
100人以上(正確な数はわからないそうで。それ以上とも)を手にかけた男の生き様、そのパーソナリティに迫る試みが興味深く鑑賞。
職人気質な殺しのプロという感じのククリンスキー。仕事の流儀みたいなのものを感じさせる所作に不謹慎ながらちょっとカッコいいと思ってしまいました笑
すんごい殺人鬼なんですけど特に終盤、彼が葛藤する様子は等身大の男のそれで心をトレースしてしまう自分もいたり…
とはいえ家庭的な父親像と殺し屋という対極的なロールを長きに渡って続けてこれたというのは常人には恐らく不可能ですね。
だからこそ映画化されている訳で…

家族が逮捕されるまでククリンスキーの生業について知らなかったというのは(事実ならば)驚愕です。

そこまで印象的な作品ではなかったですが、起承転結がキチンと描かれており最後まで観れる映画だと思います。
ギャング役でレイ・リオッタが出ていてにやけてしまいました。
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