【お互いに気付き合う習慣を】
[気まぐれ映画レビューNo.111]
本作は"ディズニー・チャンネル"製作ののテレビ映画である。
だが結構内容は重く、今のディズニーチャンネルでは作らないであろう作品であった。手頃な時間の作品であるので、是非子供の社会勉強に生かしてほしい。
簡単に言えば、"アパルトヘイト(人種間の分離や隔離の事)"に関しての物語である。
[黒人を差別する側の白人の少女]が、黒人の少女の家に留学して、お互いの"偏見の違い"を学ぶと言う物語なのである。
自分達が"お互い何をしてきたのか"を知れば知るほど、その関係は深まる。これはディズニーのみならず、我々が共通で叶えようとしている"願い"なのだ。これは、それをよく知る機会を子供に与えてくれる作品だと思う。
差別は今も無くなっていない。人種間の違いもそうだが、深く掘り下げれば宗教上の違いも含まれるだろう。
だが、お互いを知る事でその"友達の間"での差別は無くなるかも知れないのだ。そしてそれを周りは遮断してはいけないのだ。どんな理由があるとは言え……。
これは今後もテーマに挙げるべきなのだなと感じた作品でした。