美しい夜、残酷な朝のMamiのネタバレレビュー・内容・結末

「cut」パク・チャヌク
イ・ビョンホンが「高学歴で金持ちで顔がよくて才能があってその上いい人だからむかつく」という理由で拉致されて奥さんともども酷い目に遭う。さすがパク・チャヌク、奥さんの拘束の仕方とかミキサーとか最後のあれとか、変態、悪趣味、残酷と三拍子揃った素晴らしい監督だ。イ・ビョンホンが全然不憫でない映画を観た後だったので、脅されてもいい人すぎてしょーもない悪行しか告白できない不憫さを見てなんだか元の世界に戻ってきたかのような安心を覚えた。
「box」三池崇史
あまり三池崇史の映画を観たことはないのだが、少ない台詞と美しい映像で迷宮のような物語を紡ぐこの短編はすごく気に入った。開いたドアの隙間から覗く女の子の姿、手に弄ばれる人形、などすごく恐ろしかったり官能的だったりする映像を堪能。もやもやしたところをいろいろ考えたくなる。
「dumplings」フルーツ・チャン
xxを料理して食べる、というのだけでも既に「ヤバイものを観てしまった」なのに、最後、xxのxxをxxして食べる、となるともう、キチガイだとしか言えない。これを作ったやつは一体何を考えているんだ(褒め言葉)。ホラー映画として完璧である。