もっちゃん

アナと雪の女王のもっちゃんのレビュー・感想・評価

アナと雪の女王(2013年製作の映画)
3.5
「え゛!!ミュージカル映画好きとか言ってるクセにこれ観てないの!?」ですって??

えぇ、観てませんでしたとも。
今更初見でしたとも。

いや、これは言い訳させてください。


たぶんMCU作品を劇場で観てるときだったと思うんですが。
アナ雪の最初の劇場予告って、♫「Let It Go」のシーンがまるまる使われてて、何の映画かもわかんないような感じだったじゃないですか。
ただ何度も目にする内に、曲のメロディラインと力強い歌声と歌詞のメッセージが頭に刻み込まれて「これはとんでもない作品がやってくる!」と内心かなり期待が高まってたんです。。

ただ、ディズニー映画ってお独り様の男性には敷居が高いんですよ。

一緒に行く友だちもいないので観る機会を逃し続ける日々。。
そんなことをしている間に周りでは「アナ雪フィーバー」が巻き起こっていくじゃありませんか!

普段映画を観ないような人が「雪だるまつくっろう〜♫」とか「ねぇ、ちょっとおかしなこと言ってもいい?」とか得意気になって歌いやがるんですよ。


こうなってくるとぼくの心の中の化け物ー"天邪鬼くん"👦が元気にすくすく育ってしまいます。

てめーら女同士とかカップルとかは気軽にディズニー観に行けていいよな!👦
こちとらアナ雪フィーバーなる前から目つけてたし!👦
いい映画なんて別にわかってたし!👦

すっかりヘソを曲げた天邪鬼くん👦に支配され、映画館への扉を閉ざし、周りの勝手な歌唱のせいでストーリーもだいたいネタバレくらって、終いにはアナ雪観たいという気持ちすら冷え切ってMy HeartはFrozen❄️


「真実の愛だけが凍った心臓を溶かせる」


そんなぼくにも。

"長すぎる時間が過ぎて"新作のアナ雪2を前に、アナ雪を一緒に観てくれる素敵な彼女が...




出来ない😭
結局、独りで観ましたとさ😭😭
こんなことならハナから映画館行けばよかった😭😭😭


❄️❄️❄️❄️❄️❄️❄️❄️❄️❄️
(以下、ネタバレあり感想)


2010年代を代表する『 ゛映画』笑
※『 ゛映画』→BTTFのレビューで初出した造語。発音は謎。
まだ観ぬ『 ゛映画』がわんさかあるんでしばらくシリーズ化しそうです。


思ってたより感動作じゃなくて逆にびっくりしました。ハードル上げすぎたかな?


「Let It Go」なんて観る前は素敵な歌詞やん✨と思ってたんですが、タイミング的にエルサの強がりだったのに驚きました。
「ありのまま」って誰も傷つけずにすむ自分のことを本当に「ありのままの自分」と自信をもって歌い上げてるの?
エルサの心の奥の願望が切々と響く悲しい歌ですやん😭

メロディは最高だからリプライズして終盤にもっかい希望の唄としてもってきてほしかったなぁ...


「ねぇちょっとおかしなこと言ってもいい?」も可愛い恋愛の歌かと思いきや、国を乗っ取るための王子の陰謀でアナを騙すための歌だったし。


オラフの名セリフにも顕著だったんですが。
「愛っていうのは自分よりその人のためを想うこと」ってやつ。
オラフ、お前その哲学はどこで学んだんだと。


歌詞やセリフは素晴らしいこと言ってるんだけど、言葉が浮いてるっていうんですかね。
言葉に見合うほどのドラマが描かれないので重みがないと言いますか。受け売りの言葉みたいに聞こえちゃうんですよね。
ぼくは感動までは辿り着けなかったです。ごめんなさい。。


序盤は出会って間もない王子様に恋をしちゃうアナのビッチぶりにドン引きでしたが、
ラストの「真実の愛」が家族愛で良かった。
あれでクリストフとキスして氷が溶けようもんなら大幅減点だったなぁ😅


Do you wanna build a snowman?⛄️の歌が幼いときのふたりの絆の歌で一番好きかな。
もっちゃん

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