映画初心者

マッキー/Makkhiの映画初心者のレビュー・感想・評価

マッキー/Makkhi(2012年製作の映画)
3.3
ハエ転生復讐映画。"I will kill you"

美女に恋に落ちた主人公、しかし殺されてしまう。転生してハエになり、殺した人間に復讐をする、「あいつを殺す」

ハエ vs 人間、目に見えてわかるお馬鹿映画の安心設計。ただ、お馬鹿映画にしては尺が長くアイデア不足な感じがありました。また、ハエの羽音の生理的不快感が凄い。

ラージャマウリ監督作品はバーフバリ、RRRを見たぐらいですが、この作品もその演出術、とにかくBGMで強調、コッテコテの作風。しかし、上記2作品と比べて「画」の強さが弱く、演出のコテコテさと映像の爆発力が無くて残念。

ハエが復讐。ハエという小さな存在が人間に立ち向かうために色々と前準備が必要、その段取り的なシーケンスのせいでテンポが悪く感じた。もっと外連味たっぷりの無茶苦茶なシーケンスが見たかったな。

スゲェとなるシーンは2つ。ハエの羽音で交通整理の人間を邪魔して渋滞にする、ハエの筋トレ。それは思いつかないわという強烈さ。特に交通整理シーンは、ハエを追い払う手の動作で運転手が勘違いして進行して渋滞という、確かになるほどという展開。

【総評】
お馬鹿映画にしては長くアイデアが少ない。そして画の力が弱いため、印象付けたいシーンでも制作者の意図通りになってない感じはあります。ハエというアイデアは面白く、ハエだからこそ出来るシーケンスもあったのは良かった。

余談:2時間映画でもインターバル入るんか....。 ハエ誕生からの一連はフルCGの画面で自分は今、何を、見ているんだ...と思いました。
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