こばまさ

るろうに剣心 伝説の最期編のこばまさのレビュー・感想・評価

3.4
るろ剣マラソン3作目。
志々雄真実との死闘を描いた2部作の、後編へ突入!


-志々雄にさらわれた薫を追って、志々雄一派がいる船に乗り込んだ剣心。
だが、薫を海に放り出され、後を追うように海に飛び込んだ剣心は、漂流してある島に辿り着く。
そこに現れたのは、謎の男だった-

“師匠と弟子の、イッツオンリーラブ♪”


前編のラストシーンで出てきた謎の男とは、剣心の師匠である比古清十郎。
その役を、あの福山雅治が演じる。
剣心は、師匠に飛天御剣流の奥義伝授を願い出る。

確かに、ここが非常に大事なシーンなのは分かるんだけど、このくだりが長く感じてしまってさ…
なんでだろう、もう原作漫画の記憶がないんだけど、こんなんだった?ってなると言うか。

前編でも、四乃森蒼紫ってこんな描き方だったっけ?ってなったし、十本刀ももっと強そうな奴いなかったっけ?とか、段々と不満が溜まってきた…


それでも、後半はそれなりに良かったと思う。
宗次郎と剣心の再戦も熱い!
そして遂に、剣心と志々雄が激突!
ここで、左之助、斎藤一、蒼紫が駆け付けるシーンが熱い!熱いよ!!
しかし、一歩も引かない志々雄真実!
志々雄強すぎる!やはり最狂!

志々雄が、由美もろとも剣心をブッ刺すあのシーンは覚えてた。
あの狂った執念と歪んだ愛の描き方は、なぜか感動すら覚える。

確かに志々雄は極悪非道だったが、最期は同情してしまう程に刹那いのだ。


“お前の勝ちではなく、時代がお前を選んだだけだ”
“「君」ぐらい付けろよ、無礼な先輩だなぁ”

悪の美学、漢の哲学。
志々雄真実、素晴らしい生き様だった。
こばまさ

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