「スーパーヒーロー映画かと思いきや…」
敵を倒し正義が勝つ。
ウルトラマンvs怪物的な
勧善懲悪な世界であれば見終わった後、
スカッとしそうなものですが…何か虚しい…。
この虚しさを物語るのは
主役の武器である「逆刃刀」
刀ではありますが
人を切れない、あやめない刀。
なので作中のキャラ達には
使い物にならん武器だと言われますが
主役が抱えるトラウマ有りきで
最強の武器になっていきます。
アクションはスカッとしてスゴッ!
なのですが、敵キャラが抱える弱さも知ると
スカッ…だけじゃ終わらなかったです…
出てくる敵キャラ達は
力のある者に利用された者、
時代の流れで居場所がなくなった者、
社会的な強者というより弱者であり
社会の歪みから生まれた敵なので
主役が倒した後も虚しい…
エンターテイメント映画だから…と思って
見て見ぬふりをした「るろうに剣心」…
アクションの評判が良いので手に取りましたが
決して客寄せパンダじゃない映画でした。
3部作一気に観ましたが
今作「伝説の最期」が個人的に一番このみ。