つん

さとうきび畑の唄のつんのレビュー・感想・評価

さとうきび畑の唄(2003年製作の映画)
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昔、ドラマで放送されたのを一回見ただけの作品。
なのに何故かめちゃくちゃ頭に残ってて。
内容がって事じゃなくて、このドラマを見たってことと、その時に何かを感じたってのだけが強烈に残ってて。
そんな作品他にあるかな?ってくらい強烈に。

もう一回見れて良かった。

今の平和な日常は決して当たり前じゃない、日々の日常に感謝しましょう。ってまぁよく聞く。
確かにこの世の歴史からみたら確かにそういう表現になるのかもしれない。
ずっと昔から争いはあって、戦争もずっとあって。
でも、どう考えてもこの平和な日常が当たり前で、普通で、戦争がある日常がおかしくて狂ってるって思う。そうじゃないとおかしい。

日本が終戦を迎えてからまだたった78年。
日本の歴史から考えても78年なんてほんの一瞬なんでしょ。
だからいつこの当たり前で普通の日常が終わって、またあのおかしくて狂った日々が来てもおかしくないと気付いて正直怖くなった。
でもそうなるのって変だよ。

作中の幸一が言った、「こんな事をするために生まれてきたんじゃないんですよ、私は!」この言葉が全てでしょ。
そんな事するために生まれてきてる人なんているはずないのに、そんな事する日々が来るなんて変だよ。おかしい。
綺麗事かもしれないけど、そうだと思う。

回り回って、平和に繋がるような仕事ができたら、なんて柄にもなく思う。
でもこれも平和な国で、衣食住になんの苦労もしてこなかったから思える事なのかな。

「この世界に、普通で当たり前で平和な日常をあっげーる。」
つん

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