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父の秘密のKのレビュー・感想・評価

父の秘密(2012年製作の映画)
3.6
消化しきれないほどの消失、悲しみに苛まれた父、その悲しみ、悲しみから湧き起こる怒りの行く末。

愛する人のためだったら何だってできたのにできなかった過去、矛の向け先がなかった過去。たった1つ残された愛する人のために今できること、ようやく見つけた矛先。

父の言葉にならないけど溢れ出る感情と、その裏で起こっている残酷な出来事と、それを知った父の感情の頂点へと積み上がるラストが、ショッキングだけどこういう救いの方法もある気がした。
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