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プレーンズのsotasatoのネタバレレビュー・内容・結末

プレーンズ(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

 ダスティは農薬散布機だ。だから、レースをしたくてもできないと言われていた。しかし、彼はスキッパーという師を見つけ、世界一周レースで優勝する。スキッパーが嘘をついていたり、好きな飛行機に嘘をつかれて死にかけたりしたが、それでも諦めない彼の姿に胸を打たれた。
 やりたいことを追いかけることは僕たちにとって時に残酷だ。挑戦すらさせてもらえずに周りに止められて終わってしまって、やりたいことさえ忘れてしまう。だから、彼のレースに対する熱い感情というのは僕たちが持っていたい感情なのだ。
 スキッパーは、戦闘に出た回数を偽っていたり、トラウマから空を飛べなかった。そんな彼が空を飛べたのは他でもないダスティをリップスリンガーから守るためであった。
 この作品では高所恐怖症のダスティが空高く飛んだり、飛べなかったスキッパーが空を飛んだりと、無理だと思っていたことを克服していくところが真髄である。困難を克服するのは難しい。逃げる人がほとんどだ。でも、克服した彼らにしか見えない景色があるのだろう。そしてそこにはきっと、僕らには想像できない「追い風」が吹いていることだろう。
 その追い風を纏った彼らはそう、「決められた役割以上のことをやりたい僕らみんなのね。」ヒーローである。
 
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