一歩踏み出す勇気をもらえた映画でした!
映像技術への職人魂もすごい…個人的にニューヨークの125丁目で主人公が地下鉄を待っている、そんな何気ない日常を切り取ったカットがすごくお気に入りです。人物の配置やアングルひとつとってもすごく凝っていて、制作者のこだわりを(勝手に)感じました。
音楽の使い方もとても素敵です。映画音楽の専門家・谷口昭弘氏曰く「今なってる音楽は誰に聞かせたいのか」に注目すると面白いということですが、この作品は特にこの点に注目すると、より楽しめると思いました。例えば、主人公が意志を持って聴いている曲なのか、主人公には聞こえているけどあくまでBGMとして使われている曲なのか、それとも我々観客だけが聞ける曲なのか…といった具合に使い分けが明確にされています。ぜひ、その辺りにぜひ着目して鑑賞してみてください!