恵雅樹MowHenry

LIFE!の恵雅樹MowHenryのレビュー・感想・評価

LIFE!(2013年製作の映画)
3.6
【吹替版】
●'14 3/19〜公開
'14 4/14 13:05~ 福井コロナ シネマ9にて観賞
DCP上映 ビスタフレーム上下黒味のシネスコ) LPCM
パンフ未購入

予想通りのクオリティであった。
別に棒読みではないのだが、関西弁イントネーションの上がり下がりが有っただけでアクセントがなくフラットな台詞回しなので主人公がだるいのか?くらいに感じた。
妄想(白昼夢)シーンでの感情が高ぶるシーンや現実の出来事で大慌てするところは上手いだけに残念。
関西圏の人以外に関西弁とわかる感じのしゃべりなのだが、それがキチンと吹き替えしている本業の人の喋りと絡み合わなさ過ぎる。
「父さんをパパとは呼んだことはない」という台詞も「おとんは~」であるだろうし。
岡村氏自身は来た仕事を受けて関西弁でないと上手くできないので関西弁吹き替えでOKになったらしいが、そのわりにはという出来である。

正直、フォックスの吹き替え制作担当はもうそろそろ気づくべきである。人を呼びたいが為にタレントさんを起用しているのだろうが、見事に失敗している事を・・。

【字幕版】
●'14 2/14試写会
配給: フォックス
ワイド(シネスコ ARRI) DOLBY ATMOS/DATASAT
2/14 19:00~ 福井コロナ シネマ5にて観賞
DCP上映 ビスタフレーム上下黒味によるシネスコ LPCM
冒頭にナイナイ岡村のコメント付き ※R-chサラウンドに少々ノイズ。

ちょっと期待しすぎたかな。予告にあった躍動感が2時間に引き延ばされるとこうなっちゃったという感じ。
あまり映画にこないであろうという感じの人には某映画のパロディはウケていたみたいだけど...個人的には...。
妄想シーンのお金のかけ方は素晴らしいかな。
自分はベン・スティラーは「トロピック・サンダー」「ズーランダー」という(ンダー・シリーズ)の人なんだけど、時々、映画を観る人には「ナイト・ミュージアム」の人なのかな?

底辺の給料で生活している人間には、人生の別の道に踏み出す勇気より先立つものがないので無理です。
映画観る人全員がそうだとは言わないが、現実からの逃避で見に来ている映画に「人生、一歩踏み出そうぜ!」とか言われても困る。

ベンが男前と再認識した作品ではある。