主人公・ウォルターが新たな一歩を踏み出すたびに震え、高揚感が！
夢や冒険を諦め、ふと気がつくといつも空想の世界にいる中年の主人公。そんな彼が雑誌「LIFE」最終刊の表紙の写真ネガの行方を探すため旅立つ。
普通の毎日から非日常的な大自然や冒険が観ている方もワクワクさせれられる。最初は"どんだけ妄想するんだよw"って思いながら観ていたが、空想も旅に出て多くのことを体験するたびに徐々に減っていくさまにウォルターの成長を感じ、洗練された音楽と演出、映像がまたその非日常を引き立てていてうっとりし、その世界観に魅了され、飾らないラストがまた良い。
一人の男の人生と雑誌『LIFE』をかけた邦題が原題より素敵だなと思った。そして『LIFE』の標語も素敵。
それにしてもこんなの観たら旅にでたくなっいゃうよー！ブーツ型のグラスでビール飲んでみたいし、ユキヒョウ観にいきたいし、あんな広大な自然を感じながらスケボー滑走したいー！
ベン・スティラーの撮る映画はズーランダーとかトロピックサンダーみたいな豪華なキャストとカメオ出演があってどっかんどっかんと笑いをとるようコメディ映画な印象が強かったけど「こんな素敵な映画も作れるのね！」と益々ベン・スティラーが好きになった！
