乱交クラブに集まった人々の、とある１日を舞台にした群像劇。
最初はみんな緊張して無口な感じの気まずさがこっちにまで漂ってくる。
序盤は重たい空気で不安になるが、その後徐々にはっちゃけていく感じが面白い。
仲良くなったりいさかいがあったり最後には謎の大団円感があったりとドラマがあって、こんな狭いシチュエーションでよく考えたものだなぁ。
それぞれの役者の役にあってる感がすごい。特に池松壮亮と新井浩文と駒木根隆介。
創作物に置いて僕の好きな「公には出せない性欲を抱えた女性が己を解き放つ」という要素を、門脇麦演じる不愛想な女子大生が担ってくれていて嬉しい。
公には出せない性愛の形を、覗いてみたい方にオススメ。
