セックスモンスター池松壮亮が大暴れする激エロ乱交パーティー映画かと思いきや、意外にもマトモな映画だった…！
元が戯曲で原作者が脚本も監督もやってるというから、原作の面白さもちゃんと活かされているのだろう。狭い部屋で舞台がほとんど変わらない分、会話や行動でしっかり観客の心を捉える工夫がされている。
冒頭の気まずい雰囲気なんてお見事としか言いようがない。観客の大半は乱交パーティーなんて経験していないだろうに、会話が妙にリアルなので「わかるわかる」と強引に頷かされてしまう。
個人的には、童貞の池松壮亮と門脇麦ちゃが覚醒して全員とヤリまくり狂気の乱交の果てに殺し合いでも始まるんじゃないかと想像していたけど、大丈夫です、そういう映画じゃないです。やはりマジメな映画なので。
でも、起承転結もしっかりしているし、エロいし、笑えるし、ちゃんとオチのようなものもあるし、良いことだらけじゃないですか。
