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海の沈黙の白のレビュー・感想・評価

海の沈黙(1947年製作の映画)
4.0
「私」を委ねる超越性の問題としてのエキゾチズム、或いは第三帝国について。将校によってイデオロギー化された物語に、彼らは沈黙によってのみ抵抗する。そうやって将校の因果論による世界認識は次第に揺らぎはじめ、物語以外の因果律がないことを明らかにしてしまう。
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