海の沈黙の作品情報・感想・評価

「海の沈黙」に投稿された感想・評価

みるこ

みるこの感想・評価

4.3
静寂の中に響く時計の音。美しい映像。とてもかっこよく、胸に染み渡るような温かな感動のある作品だった。
ドイツ兵を見上げる女性の目が眩しく、印象的。
てぃだ

てぃだの感想・評価

3.6
自分の国の素晴らしさと偉大さとを実感しながらも自称フランスLoveを語るドイツ将校vs沈黙するフランス人。メルヴィル、デビュー作がこれとかかっこよすぎる。「手はよく見ると顔以上に感情が現れる」というのはまさにその通りだと思う。
ゆこ

ゆこの感想・評価

4.0
激しい身振りの演技が無いからこそ鋭く光る感情表現が素晴らしすぎる
犬の鳴き声で来訪を予感させたり、旅立ちの日の朝ノックで一縷の望みを抱かせたり、些細な演出がここぞとばかりに輝いていた
ヴェルナーのこれからも絶対に幸せになれない一途さに百万点
collina

collinaの感想・評価

-
彼女の視線に、射止められて、椅子から動けなかった。
海の奥深くに潜ったような気がして、息を止めたまま観ているようだった。

Adieu 彼女の言葉が私を水面へと引き上げた。

沈黙とは裏腹に彼らの視線は豊かに語っていた。

言葉にすればするほど、こぼれ落ちてしまいそう。

うまく言葉にできない。
時に周りが人に囲まれていても、孤独を感じる時がある、それって足りない何かを探し焦燥に駆られているような感覚なんだと思う。よく分からないけど。
それにもう一つ、人はいつだって孤独だが、それを和らげてくれる家族や友達がいる、それが周りに居ない時により強く明確に感じる、孤独がある。
後者は寂しいもので、夜があけること、暖かな部屋、火のある場所へ行くことで和らげることもできる。人がいるのだと生活音で安心できる。

心が通わないというのは悲しく、心が触れ合う瞬間というのはこんなにも生き生きとして素晴らしいものなんだと思ったと同時に、この映画悲しすぎる。
s

sの感想・評価

4.5
人と人の心が触れ合う瞬間が確かに捉えられていて、その尊さに震えそうになる。
沈黙の中にある、張り詰めた緊張感と各々の心の動きには始終ざわざわとした気持ちにさせられる。
唯一発した言葉がさよならなのが美しく悲しい。
Ryo

Ryoの感想・評価

4.5
1軒の小さな家、3人の登場人物というミニマリズムの中に詰め込まれた、彼らの動き、言葉、調度品、などに通底する美意識の半端じゃない豊かさ。それは静寂さえも支配しているかのよう。
そしてそれを壊してくるのはいつでも、政治という真面目な顔をしたハイプです。
buccimane

buccimaneの感想・評価

3.5
沈黙するしかないしそれが最大の抵抗っていうの分かるけどお爺さんがベラベラナレーションするのがズルい気がしてならない。
原作はどういう風になってるのか気になるけど。
そして姪御さんが正面向く時の必殺技感。
それより姪御さん男がそいつしかいない状況が不憫な気がするけど。
男がバッハ弾くシーンの苦々しさな印象的だったけど芸術を介する者には良心があると信じてる感じも少し甘いんじゃないかと思った。
パン

パンの感想・評価

-
沈黙を助長させるような秒針の音が心地よかった
今まですべて話したことを“この部屋の壁が聞いたこと”と表現するのが個人的にすごく好き。返事をしなくたって心には届いているし天井も壁もすべて覚えてるよね
それにしてもこんなに美しい「アデュー」は初めて聞いたよ

(フランス旅行のシーンで2度ほど映るノートルダム大聖堂はやはり最高に美しかった!)
okawara

okawaraの感想・評価

3.1
基本ハズレのない、「男同士の奇妙な友情の話」。

老人の肯定と、処女のまなざしに後押しされ、青年が向かう先は……

地味な作品ですが、幕切れは秀逸でした。
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