海の沈黙の作品情報・感想・評価

海の沈黙1947年製作の映画)

LE SILENCE DE LA MER

上映日:2010年02月20日

製作国:

上映時間:87分

ジャンル:

4.1

あらすじ

『海の沈黙』に投稿された感想・評価

「サムライ」「いぬ」「仁義」など私の好きなフィルム・ノワールで知られる ジャン=ピエール・メルビル監督、1947年の処女作。'41年、ドイツ占領下のフランス地方都市。1人の老人とその姪が暮らす家に、…

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LeMasT
4.0

ジャン=ピエール・メルヴィルの長編デビュー作にして彼の名を世界に知らしめた戦争ドラマの逸品。ドイツ占領下にあったフランスの地方都市が舞台。そこで暮らす老紳士と女性の元にドイツ軍将校のヴェルナーが空き…

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余熱
4.0

半端なく良かった。静かな抵抗。そして、表情や身体、心の細かな揺れが見事。ジャケットのシーンは特にすごい。とにかく姪の眼が美しい。一方的な会話ではあったが、少しずつ心を通じ合わせているのを確かに感じる…

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モノクロ
ドイツ将校の祖国への思いの変化と
祖父と姪が沈黙して抵抗する心の変化があった
基本会話を交えないゆえに人間観察をしているドラマでした
沈黙と言いつつナレーションが多かったのは気になるところ…

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Aoyoao
4.8

ナチス占領下のフランス地方都市の部屋で繰り広げられる激しい沈黙が渦巻くジャン・ピエール・メルヴィル監督の長編デビュー作。

ドイツ人将校、老人、姪。
ほぼ将校の1人語りで進むストイックな演出、
老人…

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milk
3.9
まさにレジスタンス沈黙の抵抗映画。正面のカットになって発する一言。これがすごい響いた。将校の抵抗も描かれていて静かな作品なけど意志を感じる作品だった
沈黙による征服への抵抗が徐々に暗黙のコミュニケーションとして成立していく過程、最後に交わすメッセージにより表出する将校との関係性の変化。
JPメルヴィルの処女作。
メルヴィルの監督第1作。フランス田舎町の住居を、ドイツ軍将校の宿として提供している老人と姪の二人の家族。将校がフランス語で話しかけても、沈黙を貫き通す二人。沈黙による抵抗。
3.9

「海の沈黙HDマスター版」をようやく観る事ができました

「関心領域」とはまた異なる静かな反戦映画ですね

ドイツ占領下にフランスの民家に滞在したドイツ人将校とその家に住む老人と姪の日々を追った作品…

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このレビューはネタバレを含みます
沈黙による抵抗が迎える最期
遂に上げられる顔 見詰める瞳 発せられる言葉
返されたかと思われたノック その一筋の期待すら儚く潰える

個人の思想が国家の思想の前に如何に脆く無力であるか

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