風来坊

デッドマン・ダウンの風来坊のレビュー・感想・評価

デッドマン・ダウン(2013年製作の映画)
3.5
アメリカのプロレス団体WWEの映画事業、WWEスタジオが製作した作品です。

WWEの映画といえば自身の団体の看板レスラーを主役に強引に据えた映画が多いですが、その路線では限界があると感じたのかさ最近は主役には本職の俳優を使い端役にレスラーをぶっこむという路線に変えたようです。

本作も主役は実績のあるコリン・ファレルですのでレスラー俳優と違い演技面でヤキモキすることは無いです。
レスラー出身でもザ・ロックやジョン・シナやスティーブ・オースチンとか上手い人はいますけどね。

そういうことで今回は端役にぶっこんだレスラーはウェイド・バレット、WWEファンじゃなきゃ知らないと思いますw
マフィアの手下役で出てます。フランケンみたいな風貌の人です。

映画の内容は簡単にいうと復讐劇です。
そこに単純な復讐劇にしないために色々な工夫をしています。
しかし、個人的にはその工夫がゴチャゴチャしていて邪魔くさいと思いました。
アクション映画ではありますが、心に傷を持った男女のラブロマンス的な要素もあります。

前半、中盤と淡々としていて盛り上がるのはクライマックスぐらいです…
溜めた分の爆発力はありました。
しかしスカッとするようななアクション映画を期待すると裏切られるかも知れません。

雰囲気は悲壮感が全面に出たハードな作りで好きです。
もう少しテンポが良ければもっと楽しめたのかなと思うと残念です。
風来坊

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