あいのべる

ウルフ・オブ・ウォールストリートのあいのべるのレビュー・感想・評価

4.2
鑑賞日 2021/06/27

スコセッシ監督・ディカプリオの5度目のタッグ。ディパーテッドとシャッターアイランドは鑑賞済み。毎度全然違うテーマだから、新鮮な気持ちで楽しめる。面白かった!

(※ここからネタバレ※)

華麗なるギャツビーを先日見たばかりなので、ディカプリオの変わりように笑ってしまった。
本作では、のし上がるためにゲスいことを厭わず酒・女・ドラッグにまみれた並外れた生き様を見せつけてくる。もうほんとに、わけわかんないこと多すぎて終始笑いまくり。
「カジノ」や「グッドフェローズ」など、主人公ののし上がり、落ちぶれていく構図はスコセッシ監督がよく手掛ける物。その殆どが実話ということから、ジョーダン・ベルフォートの人生も彼の手によって脚色されるというのはもはや宿命だったということだろう。
にしても、このジョーダン・ベルフォートという人と周りのイカれた環境が、実在したというのが信じられない。
会社内でチンパンジーを飼いならし、社内乱交が酷すぎるがためにセッ〇ス禁止の張り紙を貼った。ヨットが沈むときには相棒にドラッグを取りに行かせる。ダニーが同僚の金魚を食べる。
これ全部ほんとのほんとに、実話らしいですね。むしろ当人はこの映画を見て、あんなもんじゃないと言ったくらいだそう。
ディカプリオとスコセッシが手を組んで、それを忠実に限界まで描いたこの映画はある意味不動の名作となるんじゃないかな(笑)

実際、この映画は最も"FUCK"が使われた映画として断トツであるみたいだ(wikipediaより)
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