まほむらん

ウルフ・オブ・ウォールストリートのまほむらんのレビュー・感想・評価

3.8
グルメ映画でもないのに、お肉が食べたくなります。時代は日本80年代バブル期ーーかと錯覚しますが、違います。アメリカの金融業のお話。冒頭で「ジャングル」と表されるように、登場人物も皆、野生化しています。動物です。美女もイケメンも貧乏も金持ちも平等に「fa●k」と連呼します。 かつて純粋な青年を演じたレオ様からも日焼けクリームとポマードが匂いそうな暑苦しさ(笑)。 「金が欲しい、イイ女を抱きたい!」そしてドラッグ三昧。でも常に楽しそうで、眩しい。
「さとり世代」「草食」という言葉が市民権を得てきたように、欲をもたない格好良さが今の時代のセオリーかもしれません。それでも、この映画の欲にまみれてガツガツ生きる命の躍動感(笑)には、どこか羨ましいものを感じてしまいます。さぁ今日も、お肉食べて頑張ろう。
まほむらん

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