にいにい

ウルフ・オブ・ウォールストリートのにいにいのレビュー・感想・評価

4.0
ドラッグ、女、そして金。金持ちになるという野心をギラギラに燃やしたブローカーの主人公が伸し上がり、そして墜ちていく。3時間という長尺のうち2/3くらいはラリってるかオパーイが見える酒池肉林の騒がしい映画やった。

かつての貴公子のようなレオ様から見事(?)にいかついオッサンとなったディカプリオ。本作の演技も僕が観てきた中でベストの演技だったと思う。血管がブチ切れそうな演説のシーンとレモンを飲んでラリったシーンは素晴らしかった。これでオスカー取れないなら何をすればいいの!お尻も出したのに!!

3時間という長さに尻込みして中々再生ボタンに手が伸びなかったんだけど、全然その長さを感じなかった。観終わった後ドッと疲れたけど、それはそれだけ面白かったからでしょう。笑いに笑わせてもらった。ディカプリオの脇を固めるジョナ・ヒルも良かったし、マコノヒー兄さんはたったあれだけの時間しか出てないのに印象的すぎる。何だあの踊り、忘れらんねえよ!

自分とは程遠い別次元の話に思え、とにかく成り上がりの人が持つ下品さが目に付いたけど彼には彼なりの信念があり、それは最後までブレなかったので見ていて爽快だった。
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