平和な映画が観たかったのですが、ニコニコお仕事ムービーじゃなくて畜産や農家のちょっとリアルなせいかつがみれる作品でした。
畜産の世界に縁もゆかりも無かった主人公を通してなんとなく分かったような気になります。様々な理不尽に対して主人公もはっきりとした意見を持つ訳ではなく、状況を飲み込んで自分なりの落とし所を見つけるという、自己主張の強い主人公じゃないからこそつくれた空気感のように思います。
何がかわいそうとか、どうするべきとかじゃなくて「見て、知って、受け入れた」事が自分の中に残ればそれで充分なんでしょうね。