オコジョ

アメリカン・ハッスルのオコジョのレビュー・感想・評価

アメリカン・ハッスル(2013年製作の映画)
4.5
コンゲームモノが大好物!久々にスッバラシー作品だった!騙しているのか、裏切られてるのか、ドキドキハラハラ。キャラも立ってて、背景も描かれてるから、人間ドラマとしても深みあり。さらに冒頭から爆笑させられるコメディタッチも軽妙。ラストは頭を使ったキレイなどんでん返し!拍手!気持ちいい〜!
クリスチャン・ベールのハゲデブっぷりにも驚いたが、詐欺師だけど憎めない、どころかめっちゃ応援したくなる人物造形は、脚本による所も大とはいえ、やはり上手い!
エイミー・アダムスもおキレイで、キャラ設定も魅力的。
ブラッドリー・パーカーが敵役ってのも珍しいと思うが、ラストでしょんぼりした姿に、ざまあみろ!と思わせたのは演技力ゆえだよな。
何よりジェニファー・ローレンスの破茶滅茶なのに妙に賢い、という分かりにくいキャラを、見事に説得力ある形で見せた力技には畏れ入る。
更にデ・ニーロまで!さすがのマフィアっぷり。震えた。このボスには、全部バレるバレる〜って。
この荒唐無稽なお話が事実を元にしてるなんて信じられないが、どこまでホントかウソかはまぁどうでもいい。あ、一つだけ、ジェレミー・レナー演じる市長は実際リーゼントだったのか、いやそこだけじゃなく本当に善人だったのかは気になるー。