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ぼくたちの家族のchipのレビュー・感想・評価

ぼくたちの家族(2013年製作の映画)
3.9
原田美枝子演じるお母さんは…
なんの心配も無い、呑気な奥さんに見えましたよ、最初は。

幸せそうに見えても
どこの家族にも、いろいろありますね。


母が重病になってから明らかになる
様々なこと。。


いちばん頼りないのがお父さん。
ウロウロするばかり。

元引きこもりで危うい長男は、気持ち入れ替えて覚悟を決める。
「オレ、悪あがきして生きてみる!」
兄が弟に言った!
私も心配していたよ、妻夫木君演じる長男を…


要領が良くてのほほーんとしていた次男は、兄を心配しつつ、母の話し相手になる。そして病院さがし…
池松壮亮君、気楽な大学生が、いちばん大人だった気がするよ。


まずはお母さんを助けること!
団結する姿勢がいいね〜


いろいろなことを忘れてしまう母は、
息子たちにも、誰?と聞き、
過去のことを全部話してしまう…
その様子はとても無邪気で。
でも、悪いことはひとつもなくて…
彼女がどんなに家族を思っているかが
わかるんだよ、、、
ホロリときました。
病気が深刻だとがっかりする家族に
「こういう時は、笑おうよ」って。。


次男か相談した時に、親身になってくれた医師を鶴見辰吾が演じていた。
息子が同じくらいの歳だから、と…
タクシーまで呼んでくれて。

早く帰って病院に行ってあげろと言ってくれた、長男の会社先輩とか…
演じたのはユースケサンタマリア。

人の暖かさがとてもありがたく感じるときって、あるよね。。


やっぱり、愛なんだなぁ〜
家族を守る、これは無償の愛だもの。
良い作品でした。
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