梅ちゃん

JUDGE/ジャッジの梅ちゃんのレビュー・感想・評価

JUDGE/ジャッジ(2013年製作の映画)
2.3
監禁部屋に集められた7人の男女が、一定時間おきに多数決で生け贄を決めてゆくデスゲームを描く。有村架純、瀬戸康史、佐藤二朗といった、地味に豪華キャストの2013年公開のワンシチュエーションスリラー。77分と大変観やすい。

物語は終始、監視カメラの目線で展開するので、なかなかの臨場感でありながら、これといった駆引きもなく、見せられるのは人間のエゴばかりでとにかく救いがないので気が滅入る。このキャスト陣でありながら、話題になっていなかった辺りで、作品の出来は推して知るべきだった。

集められた7人をなにやら七つの大罪になぞらえたりしているが、それ自体に大した意味は無く、デスゲームを安全なところから楽しんでいる視聴者を揶揄するような演出も特に上手いとは思わない。残念。