Yuri

JUDGE/ジャッジのYuriのレビュー・感想・評価

JUDGE/ジャッジ(2013年製作の映画)
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聖書の7つの大罪になぞった罪で集められた7人のパニック・スリラー。明らかに死に値するほどの重罪を犯している人はあまりいなく、1時間20分弱しか時間がない中で、登場人物の大した人間性も語られず話し合いも行われず、次々人が死んでいきます。登場人物たちのキャラクターがわからないまま、なじり合いが始まり終わっていくので、その人たちが死んでも感情移入も出来ず、死に際の演技も説得力がなく、あー、これ日本でやっちゃダメなやつだと思いました(爆)「ライアー・ゲーム」「カイジ」と成功例は多数あるんですけどね。佐藤二朗さんが上手い俳優さんなのですが、最近のイメージでどうしてもふざけているようにしか見えず、もっと確実なヒール役を配置すれば良かったのにと思ってしまいました。こういう映画は結末が全てと言っても過言ではないと思いますが、結末も一番やっちゃいけないパターンで、つまらなかったです。スリラーにしても、怖いもの大嫌いな子どもが部屋を暗くして観られるくらい何ともない作品でした。
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