久しぶりに見たけど昔よりは好きだな
映像の冷たい感じとか、敵陣営の後がない感じとか、
それにアクションが楽しい。ZEROシリーズよりキャラクター性が戦いに出てたと思う。東出と早乙女の回転を意識した拳の振り方がインパクトもありつつ虚空を切る哀愁みたいなのがあって好きだった。鏑木旋風雄の役名にもマッチしてたし
でもやっぱり欠点が絶対目についちゃうのがつらいんだよな〜
とにかく配役ミスすぎる こんなミスキャストもなかなかないんじゃないか
脇役も柳楽と勝地とかはいいんだけど東出と並ぶとみんな小さく見えて、せっかく出したオーラが殺されてる
あと全体的に声高いせいでコワモテファッションとの違和感でかい
やっぱ不良物は大人っぽく見えるから抗争のバカバカしさが紛れるわけで、登場人物がまんま子供にしか見えないと鑑賞してて背伸び感を感じてかなりキツくなる。
あとまあみんな言うけどとにかく主人公が失敗だよ。東出が不良に見えなさすぎる。これは向いてないとしか言いようがない。
喧嘩したくない設定も全然意味なかった。戦いにトラウマあるくせに最初から喧嘩まあまあすぐするし、不良にしては真面目って言いながら不良言葉でタバコ吸うし、
最初から不良とか暴力に対する姿勢がずっと中途半端。これでカタルシスが起こるわけがない。
若年層男がターゲットの映画で東出カッコいい！ってならなかったんだから、この映画はやっぱ失敗だよな〜。
ここからはただの妄想だけど東出は学ランきたときのカッコよさはしっかりあるからこの不良っぽくない不良感、鈴蘭きたのに喧嘩した事ない役とかで段々鈴蘭の暴力に巻き込まれて目覚めてくとかだったらたぶんもっと面白かった！
