バーニーロス

クローズEXPLODE(エクスプロ―ド)のバーニーロスのネタバレレビュー・内容・結末

2.3

このレビューはネタバレを含みます

今、日本で絶滅危惧種になりそうな
(むしろ、なって欲しい)生物がいる。

クリーチャー「ヤンキー」です。

1970年代頃から出没し始めた、
この生物の活動期間は中学から高校まで。
賢い生存方法は、その期間中
ヤンキー生活を思う存分楽しみ
無事卒業し社会に羽ばたく事。
中には若気の至りか、
これから先の人生設計を考えず中退する輩もいる。

特技は
カツアゲ、お礼参り、
シンナー、盗んだバイクで走り出す、
窓ガラスを割る、etc
風貌は
リーゼント、角刈り、ソリコミ、
長ラン、短ラン、ボンタン、etc
今どき、こんな格好して街に出ようものなら
「なに、あの原始人?」と嘲笑されるだろう。

しかし、この生物は映画の中では生き続ける
「クローズEXPLODE」

これを見たら如何に三池崇史版クローズ前2作が
面白かったかが解るだろう。
主人公の東出君のローテンションな演技とキャラ設定で、思わず
拳を握りしめたく……なくなるという
熱いヤンキー映画にあってはならない
ミステイクな脚本。
見所は柳楽優弥君の原型を留めてない風貌と
ヤベキョウスケさんと高橋勉さんの
中古車屋再生ストーリー、
むしろ そっちを丸々1本映画にしてくれた方が
面白かったかも(´・д・`)

新たに再起動を図った、このクローズも
恐らく続編は出来ないであろう。
映画界でもヤンキーは絶滅するのであろうか?
バーニーロス

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