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サプライズのydkdのネタバレレビュー・内容・結末

サプライズ(2011年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

前半は, ホラー・サスペンスの要素が強く, 後半はアクションの要素が強い映画でした。スプラッターの要素は一貫してあります。
 グロテスクな描写はさほど苦手ではないのですが, いま話題の共感性羞恥のグロテスクバーションとでもいうのでしょうか, 痛そうな殺され方を見ると, ヒィ~となってしまいます。今回の映画で苦手なのは, 首をピアノ線で切られるところと, 足に釘がささるシーンでした。
 全体として, 登場人物は間抜けです。一家の人間はすぐ単独行動をします。覆面の襲撃犯もエリンに出し抜かれまくりです。襲撃犯はみなプロフェッショナルではないでしょう。殺人を犯した後, その場でくつろぐというのはサイコパスの典型的な描写ですね!ブリッツでもこういうシーンがありました。
 いちおう"大どんでん返し"のような展開もありますが, さほど意外性はありません。フィリックスは初めから怪しさ満点ですし, クリスピアンのように殺害シーンが描かれない人間が黒幕というのは一種の定番になっている気がします。
 この映画の見どころは, エリンの無双ぶりでしょう。曲調もアクションテイストに変わり, エリンがどんどん襲撃犯を殺していきます。原題が『You're next』なので, フィリックスとジーにYou're nextというのかな, クリスピアンにYou're nextというのかな, とドキドキしていましたが, 最後はなるほどね, という感じでした。襲撃犯に玄関のトラップが作動していない時点で, 怪しさは感じており, 展開が読めないこともありませんが, なかなか面白いとは思いました。
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