トメさん

her/世界でひとつの彼女のトメさんのレビュー・感想・評価

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)
3.6
ざっくばらんと所感をダラダラ

エイミー、めっちゃいいこという

ヘッドホンで観ると実際にサマンサとしゃべってるみたいでいい感じ。
サマンサとセオドアの繋がりが音なので、音楽にすごいこだわってて、劇中曲がすごくよかった。
その劇中曲に、登場人物が言及してくれるので、これが映画なのか、自分自身も入り込んだ現実のなのか分からなくなる感じがよい。

AIとリアルの男性との恋の話だったが、なんかジョゼと虎と魚たちを見ているみたいだった。
障害というハンディキャップと肉体がないというハンディキャップ。
そんなこというとドラマオレンジデイズも思い出す。
そういう見方でみるとAIとの恋という構図も少しリアル感じられるんじゃないかなと思った。

恋という感情が、人間の感情を理解(?)するのに一番簡単で、一番難しい。人間自体がその感情を理解しきれてないから。

人との関係は深くなればなるほど、相手に求めてしまう。こんなに長く一緒にいるのだから、それぐらい分かってよ!という具合に。友達とはこうはならないのに恋人になるとこうなってしまうのは、なんでなんでしょうね。そして、恋人とは一生友達には戻れない。
性欲っていうのはこういうときは邪魔なんだろうな。
トメさん

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