まるの

her/世界でひとつの彼女のまるののレビュー・感想・評価

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)
3.8
OSとの本気の恋愛をするストーリー
アンドロイドと人間、そういった異種間愛が大好きな私はめちゃくちゃ期待して見始めましたが、
この映画は良くも悪くもかなりのリアリティがあり、設定も近未来であるけど、もう現実が追いついてきているのでは?と錯覚するような世界観でした。
突き詰めると人は相手の何を好きになるのか、好きになった後、二人でその感情をどう育てていくのか考えさせられる内容でした。

異種間愛であるがゆえのプラトニックだとしても突き通したい愛がある系かと思ったら、濃厚なラブシーンがあって、良い意味で裏切られました。

色んなものに対する見方や価値観が変化している今の時代に、それこそ同性愛を否定することはナンセンスとなりつつある世の中で、私はそれでも恋人はOSだと声を大にして言えるのかと自分に置き換えて想像してみたけれど、やっぱり答えを出すには少し時間がかかりそうだなあ…
自分は比較的偏見のない方だと思っていたけれど、偏見にまみれていることを自覚していないだけなのかもしれないと考えさせられました…うーん、難しい……
まるの

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