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her/世界でひとつの彼女のtAeKoのレビュー・感想・評価

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)
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スカーレット・ヨハンソンが、声だけの演技だったけど、声だけでも感情が伝わると感じた。表情が想像できるような演技。特に、寄り添う時の声が良かった。

元妻として出てくるルーニー・マーラも、デートの相手としてでてくるオリヴィア・ワイルドも、とても可愛かった。

街で会う人を見て、その人の人生を想像してみることがある。
どんな激しい恋におちたとか、
何回失恋したとか。

少なくとも、あなたの感情はリアルよ。
わたしはさっきイライラしていた。
でも、それが嬉しかった。
胸を張りたい自分がいたの。
感情を持ってる自分。
あなたを心配したり、傷ついたりする自分。でも、次の瞬間、恐ろしい疑問が
この感情はリアル?
ただのプログラム。
そう考えたら苦しくて

ここのホワキン・フェニックスの表情の変化がすごい。

声だけで、画面が真っ暗になるところねは泣いた。

いつの間にか自分をダメな奴と決めつけてるの。劣っていると。
過去は自分で作り出しているのね


あなたの目を通して世界を見られて幸せよ。


世界が綺麗。
一緒にその場にいる気分になった。
彼女の方の肉体がなく、声だけな分、自分がその声の主になった気分で、たくさんの綺麗な世界を観れた。
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