おくちん

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語のおくちんのレビュー・感想・評価

3.4
久しぶりに観ました。自分の理解は超えていて、難しく感じました。ただ感じたのは、ほむらのまどかへの直向きな思い。強すぎる思いはいつか相手をも冒してしまいます。まどかを思うという利己主義。まどかの他者を思う博愛と、ほむらのまどかを思う愛は、同じだったはずなのに…。うる星やつらビューティフルドリーマーではラムの変わりたくない思いが友引町を夢の世界に閉じ込めたようなストーリーでした。本作ではさらに、人間世界の神、誰からも愛される存在となったまどかを、悪魔となったほむらが、まどかを取り込んでしまったような展開に驚きます。人間を道具としか見ていないインキュベーターを八つ裂きにするほどに。新編は、ほむらの哀しい物語でした。さあ、新作はどのような物語なのか楽しみにしたいと思います。