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もらとりあむタマ子のmackieeのレビュー・感想・評価

もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)
3.5
山下監督作品の中でも最もlow-keyな作品で、細かな日常の所作ひとつひとつが可笑しくて愛おしい。そしてブスッとしたタマ子の姿を見て「確かに前田敦子はこんな感じかもしれない」と妙に納得感がありまして、その虚実交錯する感じが正しくアイドル映画だろうと思うわけです。

晴れて会社員となった今は笑って観てられますけども、タマ子と同じような境遇を過ごした20代の頃を思い出し居心地の悪さを感じたりもします。でも同時に、おそらくもうやってこない人生のモラトリアムが懐かしくもあり、寂しい気持ちになるのでした。
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