おだまき

ロスト・ボディのおだまきのレビュー・感想・評価

ロスト・ボディ(2012年製作の映画)
4.2
死体安置所の警備員がパニックに陥り、トラックに轢かれてしまう。警察がパニックの原因調査すると、死体安置所で、女性の死体が姿を消していることが分かり···。


面白かったー!!観た後、もう1回見返したくなる良作品でした。サスペンス系の中ではかなり好きかも。
ネタバレ情報は知らずに鑑賞するのがお薦めです。

以下ネタバレあり













被疑者の男がその場を切り抜けるためだけの嘘やごまかしばかりで嫌な人だなーと思っていたら、証拠を誤魔化そうとする度に事態を悪化させていくのが因果応報でスカッとしました。

被疑者の妻も笑えないジョークばかり。2人きりでも嫌だけど、結婚式みたいな大人数の前で言うのはジョークではなくただの非常識人では?
夫婦というより飼い主とペットみたいな関係だなという印象。

嘘つきと独裁者···。嫌な人同士である意味お似合いの夫婦だったのかも。



2回目観ると、刑事の序盤に被疑者に語りかける台詞と表情が印象的でした。
「奥様に恨みを持つ人はいませんか?」
「あなたを恨む人はいませんか?」

そんな人はいるわけない!と即答する被疑者。真相を知った後だと、腹立つわー!よくあの場で刑事殴らなかったなーと思いました。


個人的には最後のネタバラシは、復讐劇にしてはまわりくどい気がしましたが好きです。
死体が生き返って···だと現実離れしてサスペンスよりオカルトになってしまうので、キチンと生きた人間が実行していてよかったです。


この手の映画にありがちな「どんでん返し」やら「あなたも騙される!」やら「最後まで見逃せない!」みたいな余計な煽り文句がポスターにないのが好き。ああゆう煽り文句、展開が観る前から予想出来てしまうから大嫌い。
予告編もネタバレなく上手く構成されていてよかったです。

2021-75
おだまき

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