ノートルダムのサメ

ノートルダムの鐘 IIのノートルダムのサメのネタバレレビュー・内容・結末

ノートルダムの鐘 II(2001年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

ディズニー作品の続編は大抵がハズレ
有名な話ですよね。なので、大して期待せずに見ることにしました。

最初に目についたのは、やはり前作の綺麗な映像に比べてビデオ基準の粗い画質になってしまったことです。でもカメラワークはとても良くて、映画の時と同じ様な綺麗な作画で見れたら最高だっただろうなと思います。

エスメラルダとフィーバスが結婚したのもキツいですが、ゼファーと言う子供がいるのもキツいですね…。なんというか現実を見せつけられた感じで。

カジモドが鐘に映った自分を美化してみたシーンや、「いつかきっと現れるわよ」と言うエスメラルダの励ましに対して辛そうにしているのもキツイ。

マデリンと言う新しいヒロインが出てきましたが、境遇がカジモドにそっくり。育ての親であるヴィラン・サルーシュ(毒親)に物を盗めと命令されたり、酷いことを言ったり…。ラ・フィデルと言う鐘を盗む気のようで、盗んだとしてどうやって売るんでしょうね。装飾品とは違ってかなり大きいでしょうし。全面鏡張りにする程にナルシストなのも、ヴーン…って感じですね。

まあ尺の都合はあると思うんですけど、マデリンと一緒にいて歌を歌ってそのまま恋に発展するのは何か無理やり感がある…。もう少し掘り下げが欲しかったかな。

今作のフィーバスもなんか可哀想だし、知能が落ちてる気がする。サルーシュが雑にマデリンに罪をなすりつけたのにそれもすんなり信じちゃうし。

最後はマデリンと、カジモドが結ばれて終わった。

これやっぱり見ない方が良かった奴。
『ノートルダムの鐘』は前作のままで終わらせてよかった。カジモドに無理やり彼女を作らせてハッピーエンドにしたって感じがひしひしと伝わってモヤモヤする。完全に蛇足だし、ゼファーいらんやろ。
と言うわけでこの評価で。