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パパロッティの29080328のネタバレレビュー・内容・結末

パパロッティ(2012年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

GYAOにて無料配信のため視聴。というか、ここで出してくれなかったら、本作品存じ上げませんでした。。

フィクション感が強いストーリーなので、普通にフィクションだと思ってましたが、実話ベースなんですね。

流石にオペラを知る事になったきっかけは中学生の頃CDショップでだったそう。
んで中3から習い始めるも、お金が足りない+先輩たちに大人のお使い頼まれるわで、結果退学の危機にまで達していたそう。
そこから、高1の時にヤクザにスカウトされ、組織入りしたそうです。
そしたらおばあちゃんが癌で亡くなり、その際に残した「空で見守るから、真っ直ぐ生きろ」という遺言を胸に、高校の先生の献身のもと、ヤクザからは手を引いて、声楽だけに邁進したそう。
この遺言は、劇中のチャンスの言葉とリンクしますね。

ちなみに、ヤクザから足を洗う際、本当の先生は介入していないそう。自分で頑張って組織から抜けたそうですが、その際7時間ほど殴り続けられて、3日間動けなかったそう。逆によく生きてたな。

ジヌンさん扮するチャンスのモチーフさんは、流石に争いで刺されて亡くなったわけではないようで、実際には交通事故で亡くなってるそうです。

そもそもですが、2人の出会いが接触事故になってますけど、実際は普通に先生の後輩の紹介でで会ったそう。

あと女の子に譜面の読み方教えてもらってますが、本当はコンクールで1,2位を争った友人(名前的に男)だそう。

それにしても、どっか切り落とすわけでもなく、殴られはしたけど組織から出してくれた親分、なんやかんや優しいね。。落とし前つけられててもおかしくないのに。

これぞベース、と言えるくらい実話がベースですが、やはりお話として脚色しているようですね。

個人的には、主人公の挫折が割と薄く感じてしまいました。。。正直、ヤクザから声楽の道への時点で、まず転校に転校を重ねてきてたけど、どうしてこの学校で学ぶ意志が強くなったのか?主人公は先生のこと知らなかったようだし。一念発起して頑張る背景はわかるけど、このタイミングである動機があまり分からず、そんなに重みを感じられませんでした。
ただ一人ぼっちで寂しかったところは伝わったかな。

イジェフンの出演作もそんなに観たことないんですが、不真面目な感じは初めてでした🤣最初歌本人、、?と思ったけど、やっぱり口パクなんですね。でもそんなに気になるような口パクではなかったです。上手いなって思いました。

ハンソッキュはこういう役似合うね。髪型が尚更だったけど😂

本作は2012年で、そっから2年後の2014年にドラマ「秘密の扉」で再共演しているんですね。ずっと前チラッと途中まで見たっきりですが、機会があれば観てみようと思います。

ジヌンさんは前髪が下りてて良かった!役柄的に前髪上げられちゃいがちだけど、前髪下りてるジヌンさんって良いよね。
2011年のドラマ「根の深い木」観て、この頃太ってるなって思ってましたが、2012年の本作でもまだ健在(?)でしたね😂良い人の役で良かった。

そんなもんかな。残念ながらそこまで心打たれなかったんですが、ストーリーとしては悪くなかったのでこの評価です。個人的には気軽に見れる作品だなと思いました。