このレビューはネタバレを含みます
横転したバス、切断された腕、複数の死体‥‥ストップモーションでカメラをぐわーんと動かし殺人現場を捉える。
その現場に残された複数のカメラの映像(POV)を見ながら事件を解決するミステリー映画。
複数のカメラ(POV)を切り替えて捜査官と一緒に見ることで「この続きどうなったの?」が解決する様が面白い。ロサンゼルス行きのバスで話す台詞がこの映画の味噌であり実は全部映画そのものでした〜と、嘘であるPOVに更に嘘を重ねた作品となっている。
ホラー演出としては、POVの特性を活かし、カメラを持ちながら振り返ったり、柱の陰から別の部屋、廊下に移ったときにノイズを走らせたりアイディアが詰まっている。
なかなか面白かったです。