いつものリーゼント気味の髪型とダサい髪型がとにかく格好良い池部良だけが花すぎる映画。最終的に大円団を迎えるのだが、テンポが悪すぎて、面白く見せれるはずのところも個人的にツボらず。。。期待してた分、ガッカリ…

• #2017〜

2021/5/26
何年も前に妻に先立たれた中西元吉と次郎の兄弟と、その妹で未婚の由子。元吉が見合いをすることになり、中西家はてんやわんや。しかも、見合いの相手・千代子を演じるのは浪花千栄子、これで面白くないわけがない！が、元吉だけに留まらず、弟の次郎、元吉の娘・雪江、次郎の娘・その子と、あちらこちらで恋の予感がチラホラと。そんな中、何もかもを持っていったのは、やっぱり丹羽演じる池部良。登場時のボサボサ頭と不精髭、終盤で見せる変身っぷりがお見事。他人の家での傍若無人な振る舞いも、呆れながらも楽しかった。あと、宮本先生演じる清川虹子、次郎の会社の専務演じる森繁久彌も、出番は少ないものの印象に残る。何だかんだとありながら、最終的には誰も彼もが収まるべきところに収まり、みんなが幸せな大団円。最後の最後に、カメラマンのアシスタントとして上原謙が特別出演。

これぞいかにも当時の東宝が作りそうな登場人物多過ぎでちっとも面白くない群像コメディ。オールスターにすれば良いってもんじゃない。

色々あって独身な中年3兄弟妹の伴侶探しが軸になるけど似たような物語の邦画なんてわんさかある。二度観防止のため記録。

金語楼の見合い相手の浪花千栄子が「私、処女やから」と言ったり、池部良が髭モジャだったり、話なんかどうでも良くてスターが大好きなだけの古い邦画ファンにはオススメかも。

• #二度観防止