mingoさんの映画レビュー・感想・評価

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スローモーション、ストップモーション(2018年製作の映画)

4.2

イメフォフェス2018大賞をはじめ四冠。圧倒的面白さ。メカスの代わりにはならないかもだけど、日記映画として唯一無二の存在感を誇る栗原みえ。アンの一家、ピードゥアン一家、チェンマイの友人たち、ピンちゃん>>続きを読む

走り来る男(1989年製作の映画)

4.5

クソ兄貴だと思ってたけど実は…兄弟エモーショナルが爆発して唐突に涙が頬を伝うほどの超絶大傑作。オールタイムベストに食い込む映画パワー、我茫然自失なりけり。柳町光男「さらば愛しき大地」(の上位互換)に通>>続きを読む

小さな冒険旅行(1963年製作の映画)

4.0

湯浅憲明「ボクは五才」は本作の影響を受けているのだろうか。全編セリフなし、「愛と希望の街」と「少年」の間に位置する大島渚の演出において重要な一本。そんな評価たかくないのか、退屈っちゃ退屈かもだけどヌー>>続きを読む

マックス、モン・アムール(1986年製作の映画)

3.9

おもろい。「チンパンと人間はどう性行するのか?」に夢中なヒギンズの苦悩をメインに描きながらも、後半のおばあちゃまんちから帰る途中で森へ消えたと思ったマックスが車上に落ちてきてそのまま爆走。凱旋門の手前>>続きを読む

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.0

仕事があまりに嫌すぎて気晴らしでチケットとっちゃって、なのに、ビジュアルでこれ好きになれなそう〜と挑むも…お、おもろかった…まじか。本編100分というそこそこな尺なのに足りなく感じた。。。弐瓶勉とか林>>続きを読む

女房学校(1961年製作の映画)

3.9

梅次センセとあらば観に行かなくちゃならんとばかりに久方ぶりの神保町シアターへ。音が残念だったけど、オープニングの久里洋二のタイルを用いたかわいいアニメーションが炸裂。かと思えば斜めに偏ったお富士さまを>>続きを読む

不滅の熱球(1955年製作の映画)

3.8

ベーブルースと渡り合った伝説の投手、澤村榮治の伝記映画(原作ありきなのでラストしかり事実とかなりの相違がある)。何年越しかわからないくらい待ち望んだ本作ついに観れた…池部良めちゃくちゃ良い球投げてて笑>>続きを読む

女王蜂の神秘(1962年製作の映画)

4.2

生物進化の謎を追求した科学映画の巨匠樋口源一郎(画家木村荘八の弟子てのもやばい)、昨年3月に観れるはずだったがコロナにより一年以上先延ばしにされた本作をついに鑑賞。感無量。一糸乱れぬ秩序を保つミツバチ>>続きを読む

真正粘菌の生活史 進化の謎・変形体を探る(1997年製作の映画)

3.9

代表作。91歳で完成させたというのも凄すぎるけど、もっと多くの人に届くべき美しい科学映画。10億年前に地球に誕生し様々な環境に順応しながら生き延び、肉眼で見ることの出来ない真正粘菌の生態を、顕微鏡を用>>続きを読む

きのこの世界(2001年製作の映画)

3.9

偉大すぎる巨匠樋口源一郎の遺作であり微生物研究の集大成的作品。 コキララタケが回転しながら柄が伸び、傘が反り返って崩れる様子などが活写され、美しい微速度撮影でさまざまなキノコが紹介されるのだけでもう楽>>続きを読む

The Salt of Tears(英題)(2020年製作の映画)

4.2

相対評価でこの傑作が多くの人に届かないのが心残りなので敢えて言っておく。 「一昨日来やがれ」て書いてる輩がいるけどガレルからしたらおまえが「一昨年来やがれ」だし、本作が1.5点なわけがない。20代には>>続きを読む

山谷 やられたらやり返せ(1986年製作の映画)

4.0

無骨すぎる。間違いなく観ずに死ねるか!級の傑作ドキュメント。本作の監督佐藤満夫が撮影直後に右翼に刺殺され、監督を引き受けた山岡強一が映画完成直後にまたもや右翼により射殺されたという曰く付き中の曰く付き>>続きを読む

東京の孤独(1959年製作の映画)

4.0

これが青春活劇だと言うべき面白さ!
小林旭宍戸錠芦川いづみ清水まゆみの日活パールライン揃い踏み、長年観たかった梅次師匠のエンタメ野球青春活劇の傑作!同じく梅次の「勝利と敗北」を観たとき「この人のエンタ
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潮騒(1954年製作の映画)

3.8

5.6回映画化されている本作だが初めて映画化された谷口千吉監督作。おそらくだけどこれが三島文学の世界観に一番近い。文学者の中村真一郎がセリフを手がけたことによって素朴なロマンティシズムが発揮され、三島>>続きを読む

声なき炎(2019年製作の映画)

3.9

YIDFF2019で見逃した一本。
1906年コロンビアの大統領暗殺未遂の罪により4人の男たちが銃殺刑に処せられたが椅子にくくりつけられ放置された死体を眺める群衆をとらえた一枚の写真。のちにこの写真は
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追跡(1961年製作の映画)

3.9

ぺこりんこぺこりんこ謎の唄を口ずさむ杉山俊夫がキーマンなニッポンノワール。ヴェーラで次「ニッポンノワール特集III」がやるとしたらかかる最有力候補か。(野村孝はノワールの名手っちゃ名手だけど佳作な印象>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

-

女性版「君の名前で僕を呼んで」
ウジュルナンパソウジュルナンパソウジュルナンパソが響き渡って年末の疲れでそこそこ寝たのでまた観ます

どろ犬(1964年製作の映画)

4.3

一昨年話題を掻っ攫ったニッポンノワールの大傑作。これ観ないとまじ損レベル。大木実が主演てだけで「えっ?張込みじゃん」てなるのに冒頭バーカウンターでの「たまにはアルコールで消毒しないと身がもたないのでね>>続きを読む

真紅の男(1961年製作の映画)

3.0

本多猪四郎だから観るかくらいで観たけどごちゃごちゃしてて見辛い。おーもしろいの期待してたので違かった…レア作ではある。

ジュデックス(1963年製作の映画)

4.3

モッキー「言い知れぬ恐怖の町」に匹敵する大傑作。事象が起こりすぎてツッコミどころ満載だし言葉であーだこーだ言っても意味不明なので観た人だけが共有できる面白さと映画の可能性。幻想映画撮らせたらフランジュ>>続きを読む

The Nude Vampire(英題)(1970年製作の映画)

3.7

作り込みが素晴らしかったデビュー作レイプオブ〜よりさらにクオリティを上げて鑑賞者にやさしかった気がする…わかりそうで、しかしわからない!最高!

2021.1.17 中原昌也×高橋洋トーク
ジャンロー
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The Rape of the Vampire(英題)(1968年製作の映画)

3.5

まじでわからんかった…なのにビジュアルの強度いかれてやがる…

れいこいるか(2019年製作の映画)

4.2

泣き散らかした…2020年ベストやろ。
いまおかしんじと城定秀夫はピンクじゃなくても商業撮らせたら商業映画監督より遥かに段違い邦画を作ってくると言い切れる信頼具合…前作同様アーメンソーメン冷ソーメンが
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シネマニア(2002年製作の映画)

3.9

あれ、おれこいつらに見えてる?て焦る。どんな代価を払ってでも映画を優先させるNYにいるシネキチ5人の愉快な映画人生が活写されている。「精神科医によれば映画鑑賞は攻撃性のある行動じゃない」の言葉の意味と>>続きを読む

あまい唇(1966年製作の映画)

3.4

浅間山の麓の別荘地のロケーションが素晴らしい儀一×香取環コンビ2作目。

美しき悪女(1964年製作の映画)

3.8

ラストのノワールテイストな陰影と掴みどころのないエレベーター内の雰囲気が好み。飛び降り自殺で「完」で呆気にはとられるが葵映画特集の中では真っ当に観れた…

桃色電話(1967年製作の映画)

3.8

香取環のコミカルな愛嬌が駆け抜ける。脚本に香取環が久木登名義で参加しているとだけあって生涯お気に入りも納得の一本。

引裂れた処女(1968年製作の映画)

3.3

西原儀一だから観たというくらいでロマポほど面白さは皆無で凡庸。

蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

3.8

久しぶりのフィルム上映らしいがマクベスにも蜘蛛巣城にもそこまで興味がなかったがふつーに面白かった…今年初映画。

宝島(2018年製作の映画)

4.2

傑作「七月の物語」の下敷きになった作品でありブラックのフィルモグラフィーで大切な一本。ロメール「友達の恋人」の舞台である公園で、ヴァルダのようなドキュメントとフィクションの双方向へと舵を切ったブラック>>続きを読む

藍より青く(1973年製作の映画)

3.7

毎度ファーストカットの松坂慶子美しすぎて、毎度チェリボーイみたいな気持ちになるのやめたい。山田太一原作のテレビドラマの映画化、敗戦ののきざしが見えはじめた昭和初期のドラマ化作品多くない?森崎東担当なの>>続きを読む

国葬(2019年製作の映画)

3.3

アテネの昨年の山形ワイズマン満席でしぶしぶこちらへ。やっぱりワイズマンが観たかった…くそぉう、
おもんないうえに共産主義社会の怖さが全面に出てるだけでなくビックリするくらいの「無」が拡がっている…スタ
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無言の乱斗(1959年製作の映画)

3.6

タイトルバックの筆文字と音楽がいぶし銀で期待高まる。ファーストカットの和田浩治あまりにも菅田将暉に似すぎてて面くらう。青春劇に定評のある西河克己だけあって非行少年の気持ちを描くのが上手い、15歳のデビ>>続きを読む

TOURISM(2018年製作の映画)

4.0

60年代ヌーヴェルバーグじゃんこれ!リヴェット「北の橋」でパスカルオジェがパリをぐるぐる旅することで街をスクラップアンドビルドしてくようにニーナとスー最強最高ギャル2人がシンガポールを巡ることで世界の>>続きを読む

ざわめき(2019年製作の映画)

4.1

「会ったことない相手にこそ思っていることは全部言って欲しい」に対するLINEの回答が「思っていることは、思っていること」気づきはもちろんのことSNSにおける現代へ警鐘を鳴らすだけでなく、時代が変わって>>続きを読む

大和(カリフォルニア)(2016年製作の映画)

3.4

幼い頃慣れ親しんだ神奈川は大和が舞台で厚木基地近くの鬱屈とした空気感が正確に表現されていた。宮崎監督がおそらく商業を意識しすぎたのと、サイタマのラッパーなどの既出映画作品を準えて製作したせいでエンタメ>>続きを読む

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