mingoさんの映画レビュー・感想・評価

mingo

mingo

デザイナー。
ほぼ映画館でしか観ない派代表。

映画関係のグラフィックもライター的お仕事も◎
utsumingosu@gmail.com

映画(2267)
ドラマ(0)

銭ゲバ(1970年製作の映画)

3.0

全然面白くないズラ!笑
欲まみれになってく過程が普通なら面白くなるもんだけど、工夫もなく演出にキレもないので全く面白くないズラ、、、若き唐十郎の青臭さと、全盛期とは程遠い緑魔子の妖艶さがマッチしていた
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私の死の物語(2013年製作の映画)

4.0

アルベールセラ監督が1番好きな作品というのもわかるが、普通に観てると全くわからんのでQ&Aのメモを以下。才能ズバ抜けすぎ。
18世紀の空想主義的と19世紀のロマン主義的の対立的映画。
実在した偉大な人
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鳥の歌(2008年製作の映画)

3.9

試みとして非常に面白い。
生誕したばかりのキリストを探し求め、東方の三賢人は不毛な土地、砂漠、氷原をひたすらに歩く。大衆映画で言うところのガスヴァンサントの「ジェリー」系映画の最高峰。セラの映画はどれ
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キューバ・リブレ(2013年製作の映画)

3.3

監督の佇まいが1番良い。
映画は難解というか、天然半分計算半分といったところか。ファスビンダーのギュンターカウフマンに対するオマージュらしいが、ヘンテコな音楽映画としてしか捉えられなかった、、監督的に
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素晴しき男性(1958年製作の映画)

3.8

色彩豊かなオープニングからすでに良作の香り、ジャズ、ダンス、ミュージカル!これでもかと井上梅次の斬新さが際立つ。梅次先生の映画Boxとか出て欲しいくらいには好きすぎてつらい。月丘夢路と結婚するのもまた>>続きを読む

嵐を呼ぶ楽団(1960年製作の映画)

4.2

娯楽映画の達人、井上梅次がおおくりする和製ミュージカルの傑作!
定石に則った物語展開、つまりは起承転結基本に忠実かつスピード感あふれる演奏シーンに音楽によってストーリーが展開する構成とセンス!また登場
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大当り三色娘(1957年製作の映画)

3.8

東宝初のシネマスコープ。美空ひばり、江利チエミ、雪村いづみによる三人娘シリーズ期待値高かった割にところどころに雑さが目立つ和製ミュージカル。年代が年代なだけに仕方ないが、ラストの演出はいただけない、、>>続きを読む

街燈(1957年製作の映画)

3.8

中平康の代表作らしいが、フィルセン所蔵のため機会がないとほぼ観れないのなんとかしてほしい。モダンでスタイリッシュなのはもはや言うまでもないが、葉山の家に南田が自転車で出かけていき、おかずを半々にして朝>>続きを読む

羊の木(2018年製作の映画)

3.8

傑作漫画、郷田マモラの「モリのアサガオ」じゃん。何よりおいおいそりゃないよぉも納得させてしまう吉田大八の映画力の強度!前作しかりジャニーズ俳優の使いどころの巧さ、松田龍平の存在力、富山県魚津市の土着性>>続きを読む

美しい星(2017年製作の映画)

3.8

吉田大八の才能凄い。個人的には海外の映画祭で評価されているハマリューの次くらい黒沢清なんかがいて(ある種別次元か)その次くらい沖田などと同列並みに映画力を内包してるように感じる。久々に桐島みかえしたい>>続きを読む

ヘンリー・フール(1997年製作の映画)

4.0

ヘンリーはフールすぎる、
いたいた、こういうやついたよ。研鑽十二分なのに実力そこそこな自分の才能からすると、ひたすらに憧れの対象だった。とにかく美大時代を回顧してしまう傑作。アートやデザインに大して詳
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ジギー・スターダスト(1973年製作の映画)

4.0

映画館で観れた喜び!
宇宙から降ってきた男のラストライブぶち上がった!もちろん鑑賞後に拍手喝采が沸き起こる新文芸坐は最高。爆音気味の音響もいつも感謝。良き時代の名盤て少なからずどの音楽家にもあって、こ
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.8

パルムドールに対してはどうも思わないし、映画作品として良いは良いけどオールタイムベスト群には一生はいらない良作て印象値。その原因をある人と一緒に探っていたけど、落ち着いた結論が「巧すぎる映画づくり」に>>続きを読む

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.8

削ぎ落とされた台詞と、毛むくじゃらの熊さんホアキンが魅せる凄惨な画力に唸らせられる。うむ、良い天気だ。何よりジョニーグリーンウッドの音がもはや主役と言っても過言ではないくらいにめちゃくちゃ良い。映像が>>続きを読む

人情紙風船(1937年製作の映画)

4.5

文句無し渾然と輝く日本映画の傑作。堀を流れていく紙風船を目で追えば追うほど哀しみが込み上げてくる。映画の演出見習うとか超えて、つまりはこれが映画だ。

四月の永い夢(2017年製作の映画)

3.7

今年はエンタメ邦画ことごとくダメだな、彼女の想いも分かるし伝わるけど作りものすぎる。本物の想いには届かない。唯一細かい美術や国立市を拠点としたロケーションが良く、私自身大学時代を過ごした立川国立国分寺>>続きを読む

さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

4.0

実は「500日のサマー」が(好き嫌いとかではないが)思い入れのある作品で、ジェフブリッジスの好演がひかるこちらもとても評価したい一本。
賛否ありそうなマークウェブの作品だが、深く浅く、粗雑で丁寧で、真
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戦国野郎(1963年製作の映画)

4.1

ニュープリント!最高!血沸き肉踊るアクションシーンの連続で描いた痛快時代劇の傑作!
喜八の戦争映画はほぼ10割打者、くっそおもろい!力の信玄に対するは頭の藤吉郎佐藤充、天本英世はもうプライベートライア
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DOGTOWN & Z-BOYS(2001年製作の映画)

3.9

海はサーフィンから、地上のロードに移り、空中のモーションに辿り着くスケボーの歴史が刺激エモーション。ロードオブドッグタウンと合わせて観たい。
ところで今年の逗子海岸映画祭スケボーデー、今までで1番ひど
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みつこと宇宙こぶ(2017年製作の映画)

-

凄い期待してた分がっかりが強かった。てか清原惟演技もできるのか。10期の友人が「微妙」と言っていたが、たしかに惜しい。「作家性」という言葉は撮り続けてそれが作家性になる、というのは間違いではないけど、>>続きを読む

(2017年製作の映画)

2.9

雰囲気はある。あるけど、見せ方が微妙だし題材も希薄。ドキュメンタリー映画もっと観たら良いと思う。塩田明彦とのトークショーでわたし全然映画観てなくて、て言ってたけど、それ作家性を語る上で自分がなにを言っ>>続きを読む

FOLLOW(2016年製作の映画)

2.9

藝大一年時短編作品。
映画わからないけど踠いてノワール撮ってみた!アメリカンニューシネマやってみた!感が強い。惜しい。「ケンとカズ」のカトウシンスケがぶっちぎって演技上手くて良かった。あと金井浩人くん
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黒の駐車場(1963年製作の映画)

3.7

引き続き弓削太郎によるシリーズ6作目。「黒」は宇津井より田宮がやっぱり良い。田宮には藤が似合うし、穂高のり子などの美人も映える。駐車場なんて一瞬しか出てこなく頭の上に?が点滅しかけるが、製薬会社による>>続きを読む

黒の商標(トレードマーク)(1963年製作の映画)

3.7

シリーズ5作目は弓削太郎先生。
一流衣料会社の国際レーヨンのロゴKOKUSAIを、国産レーヨンなるバッタモンがそっくりKOKUSANとロゴをまねて、ニセブランドを大量販売させたことがことの発端だが、こ
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黒の死球(1963年製作の映画)

3.6

瑞穂が撮ったシリーズ4作目。
田宮二郎主演かこちら宇津井健主演の2つに分かれるが、前者のモノは狡猾な男が権力や社会に対して挑戦するスパイ的要素の映画が多いが、後者のモノはまじめな一般人が世の中の不合理
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黒の札束(1963年製作の映画)

3.7

黒シリーズ3作目。
第1作「試走車」が素晴らしすぎるからそんなに期待はしてなかったが、高松英郎がこちらでもナイスアシストなブラックコメディの快作。
黒シリーズは産業スパイや企業間争いが売りだが、日常の
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吶喊(とっかん)(1975年製作の映画)

3.6

戊辰戦争「からす組」の高橋悦史が話の中心になるのだがどたばたしていて、この頃はすでに喜八の「勢い」が空回りしてるか、、、
にしたって戦争と権力の愚かさに対するは庶民のしたたかさが見事に活写されており、
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ジョンソンにはうんざり(1938年製作の映画)

3.8

オーソンウェルズの2013年に発掘された初期作らしいが、未編集のままでもショットの強度やばい。長回しの精度を日本で言うと相米、コミカルさはのちのヌーベルバーグから世界へ繋がる。思いをめぐらせるだけで凄>>続きを読む

五本の指(1952年製作の映画)

4.1

マンキウィッツの最高傑作。
こちらもダニエルダリュー作だが、ヴェーラのシネフィルじいさんどもがヒッチコックだったら彼女をもっとうまく使ってたなとか言ってて、うんうんと思いつつも、メイソンにスポットライ
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宝石泥棒(1962年製作の映画)

4.1

「あなたはもう私の心を盗んでしまった。恋の泥棒ですよ」全員が盗人クズ野郎でベッタベタな台詞展開ながらも、めくるめく衣装の連続に、入れ替わる宝石の行方、欲望に左右される恋愛感情、随所に遊び心をキラキラ詰>>続きを読む

白い悪魔(1958年製作の映画)

3.6

ぶりっ子野添ひとみがアルプスの少女ハイジ的な輩にみえたと思ったら、ゆりやんがモノマネする昔の役者クリソツやないか。小津に師事してた武市監督だけあって、ラスト遥か後方から森雅之のお姫様抱っこから函館駅ド>>続きを読む

香港の夜 A NIGHT IN HONGKONG(1961年製作の映画)

3.8

ちょうど昨年の今頃かかっていた司葉子映画祭以来ぶりに生司葉子見たが、年寄りの一年て凄い老け込んだりしちゃうもんだけど(失礼だが)まだまだお綺麗で、宝田明本人とお互い当時は「2枚目だ」「お綺麗だ」と言い>>続きを読む

白い崖(1960年製作の映画)

4.2

クソほど面白い。ラスト30分でパリから帰国した有馬稲子が出てくる構成にビックリ。けっこう映画館でかかるので、絶対見に行くべき邦画サスペンスの傑作。
社長秘書の木村功が貧しさから這い上がり、地位、金、女
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美貌の都(1957年製作の映画)

3.7

「白い崖」の腐りきった木村功を思い出さずにいられない、自分に惚れた女や自分が捨てた女には興味が無いけど、自分を捨てた女には未練タラタラという女の腐ったようなクソ野郎がよく似合うよ全く。小林桂樹と淡路恵>>続きを読む

接吻泥棒(1960年製作の映画)

3.5

川島にしてはおもんないが、宝田明の接吻はまさに接吻泥棒にして恋の泥棒。心の盗人はおまえだ宝田。宝田のアイドル映画。団令子は顔団子でやはり微妙だが2本目成瀬「放浪記」でも好演技の草笛光子の熟した女の色気>>続きを読む

青葉繁れる(1974年製作の映画)

3.8

一緒に観に行った友人が仙台出身のため、仙台あるあるらしくて死ぬほど爆笑してた、、、一高と二高の違いはそういうことか、いやわからんよ。。自殺の名所も知らんよ。あるあるを抜きにしても喜八の溌剌としたカット>>続きを読む

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