ジェームズとフィリッパ

何食わぬ顔のジェームズとフィリッパのレビュー・感想・評価

何食わぬ顔(2003年製作の映画)
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これはすごすぎる
ハマグチただものじゃない
カット、ショットが自主制作とは思えないほどすでに完成してる

テキストが圧巻
気づいたらのめり込んでる
ストーリー展開も異常な完成度
登場人物の関係性を、映画を観終わった後にも想像させるのがハマグチの色んな作品に通じてる

演技も素人じゃない
でもさすがにまだメソッドはやってないよね?

タバコ、ずっと電車、男女の会話、と初期からこんなハマグチだと思ってなかった

最後あたりの電車辞書ショットが完璧すぎた
『親密さ』とかでもそうだけど、この手のショットは人生で観たどの監督の映画でも味わえない
このショットを観てる時、この作品以外の全てを忘れられた

役者ハマグチを長時間観れるのも幸せだった