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インターステラーのnovaのネタバレレビュー・内容・結末

インターステラー(2014年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

人類が食糧危機により、ただ滅亡を待つのみとなっていた。しかし、何かしらの五次元人からのメッセージと土星近くに違う銀河系に行けるワープホールが存在しており、その銀河には人間が居住ができる可能性がある惑星があった。その惑星に望みをかけ、宇宙飛行士たちは探検に向かう。

正直、相対性理論、重力、光、時間の話は難解であった。
しかしストーリーの内容、構成、CG、演技ともに素晴らしく、SF映画ならではのワクワク感と絶望感これをよく描いていた。
また、この映画の一番のテーマは時空を越えられる愛であり、ストーリーの大きな鍵となった。

違う星での1時間が、地球での何十年間に相当するため、地球に住む家族は成長し、老化し、また亡くなっていた。
それを短いビデオで知る主人公達のシーンはなんとも悲しいものだった。

また、先立って惑星に行った孤独な宇宙飛行士(マッドデーモン)は住める可能性がないにもかかわらず、主人公達を呼び、自らが生き残ろうとする描写は人間らしさをよく描いており、全てを憎めないキャラであった。

冒頭で描かれたポルターガイストは五次元の空間にいる主人公が娘とのコミュニケーションを取るために行っていた。
また最後に送った時計にモールス信号でのブラックホールのデータを秒針に刻み、地球を救う結末はSFと家族愛をテーマとしたクライマックスに適す最高の終わり方だ。

私たちは次元を超え、時間を操れる日が来るのであろうか。
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