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インターステラーのgnspのレビュー・感想・評価

インターステラー(2014年製作の映画)
5.0
(1度目のMark。2018/2/13)
超壮大なSFの皮を被ったヒューマンドラマ。
もちろん宇宙空間や惑星の描写はさすがノーラン&Imax。
だがこの作品はなんといってもマーフとの親子愛。数回のシチュエーションによる交流の全てで涙目になってしまった。
あとケイシーがね…「マンチェスター・バイ・ザ・シー」でもそうだったけど、この人は本当に弱さを孕んだ大人をやるのが上手い。というか普段のままやってるんじゃないかってくらい自然。やるせなさに心打たれる。
名優としてオスカーのプレゼンターに迎えられるべきなんだけどなあ…




2020/9/4
グランドシネマサンシャインにて再見。
今作では日本初のフルサイズImax上映。



何回泣けばいいんだ?


素晴らしい愛のストーリー、そして今までの印象すらも覆す圧巻の映像体験。
フルサイズImaxでの鑑賞は間違いなく今までにない映画体験だった。
おそらくまた機会あると思われるので、未見の方はその際逃さずに観に行ってほしい。


やっぱりマーフとクーパーが会話してるシーンはヤバい。全部泣いた。もはや何気ない会話で泣ける。尊すぎる親子愛の形。

子マーフ演じたマッケンジー・フォイたんの表情素振り全てが素敵すぎる。キュート。尊い。守りたい。だから俺は宇宙へ行く。
そんなマッケンジー・フォイたんからジェシカ・チャステインねえさまになるのは全く違和感ないけど、シャラメからケイシー・アフレックになるのはさすがにアレやなと(笑)
でも皆さんさすがの名演ですわ。

そしてフルサイズImaxですよ…
ワームホール通過シーン…マジで凄すぎる。
文字通り「視界を覆い尽くす」ぐにゃぐにゃの闇、その隙間を超速で駆け抜けていくんですよ。
これはマジで今までに見たことがない映像。語彙力がなくなる。凄すぎる。

土星最接近も凄まじかった。
視界を覆う画面にも入りきらない土星と、ちっぽけな点のエンデュランス。壮観。


とにかく宇宙、ヤバイ。


でもやっぱり根本は、偉大なる映画バカ/クリストファー・ノーランによる「オレの2001年」なんだよな。
最初のドッキングや母船がモロなのは言わずもがな、ガルガンチュアでもかなり寄せてたのはフルサイズImaxで強く感じられた。
だってジェットにImaxカメラ野晒しでくくりつけて飛ばすやつがいるかよ、バカすぎるだろ。


砂嵐のときにマスク必須な姿は、どうしたって今の世とシンクロしてしまった。

それでも人々を絶望から救うのは、やっぱりお互いへの愛だよTARS。愛さ。
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