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インターステラーのnekopinkのレビュー・感想・評価

インターステラー(2014年製作の映画)
4.4
目に見えない信念や使命に突き動かされた人間の、計り知れない可能性を教えてくれる壮大な物語。
地球が食糧危機に向かう中で学問は意味のないものと見なされていくが、人類を存続させるため、種を絶やさないために動いた人々は、科学技術を持って未知の領域に踏み込む。
そこには人間の本能的な感情や行動による愛情や裏切りがミッションの成功を左右させる。

知識や技術は人の感情や倫理観をもってはじめて明るい方へ導いてくれるのでは。
閉鎖的な空間の宇宙船内で恐怖に苛まれるロミリーに、クーパーが手渡したイヤフォンから、鳥や風、雨や嵐の音が流れるシーンが印象的だったのと、冒頭でマーフィーが"未知を認めるのが化学よ"と言った瞬間、この子何か持ってるなと確信した私なのでした。
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