オカルト?自然災害ドラマ?宇宙科学もの?SF?ヒューマンドラマ?
何のくくりの映画か考えてると置いてかれます。
ここ数十年でも少しずつ科学は進歩して、不可思議な現象も少しずつ科学的に裏付けがされつつあり、バラバラだった映画の主題は案外裏表で繋がっており、各ジャンル仲良く手を繋いで1つの作品としてまとまっていくあたりがとても現代的と感じる。
科学とオカルト(に感じられる科学)、そして今や一番神秘的なのは人の心、それらが歩み寄る際に繰り広げられるリアルに、世界って何て面白いんだろう、と感じさせてくれます。
難点といえば細かいところで、逆にこれだけ内容がてんこ盛りだったら、細部に囚われて全体の軸がボヤけるよりはこれで良かったのかと思います(あの波やブラックホールに耐えるのは無理でしょうとか、一方では1人だけあっさり宇宙服のガラスが都合よく割れたり、などなど)。