クリス

インターステラーのクリスのレビュー・感想・評価

インターステラー(2014年製作の映画)
4.7
この映画は序盤の量子論についてだったり宇宙のあれこれについてだったりその難解さに囚われがちだけど、重要な部分は映画全体を通して言及されている「時間」でありその他のSF要素はあくまでも補完的なものに過ぎないと思う。
メメントやインセプションなんかでは時間はあくまでもプロットにおける手法として使われているのに対して、本作では登場人物が常に時間に追われている中で抗おうとする様が描かれていている。

※ネタバレ注意
作中では常に過去には戻れないと言われながらも物語の最後で四次元の空間にたどり着き、過去、現在、未来と全ての時間とつながり過去に干渉することである意味で「時間」という概念に打ち勝つという構成が特に素晴らしいと自分は感じた。
また、ハンスジマーの音楽もこの物語を盛り上げている要素の一つですごいよかった。
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